我が家のPentiumIIたち(99/5/22)



SL28R-R7370069-049 Philippines (97年37週)

今や時代遅れとなった、6.3.3コアのPentiumII/300です。 0.35μのプロセスは40W以上の電力を消費し、猛烈な熱を発します。 現在は、100MHz x3 でドライブされ、UNIXマシンのCPUとして現役で活躍中です。
97年の秋にT-ZONEにて117,000円で購入しました。


SL2TV-Y9010247-0415-IRELAND (99年1週)

初の6.5.2コアのPentiumIIです。 515MHzまでは2.0Vで全く問題ありません。 560MHz(2.4V)でI/O電圧3.8VでSuperπ以外のテストはクリアしました。 その後ペルチェを装着し、CPUコアを20度前後まで冷却すると、 560HMz(2.3V)でSurperπOKになりました。(800万までテスト済) 620MHz(2.5V)はDOSまででした。
L2キャッシュは、NEC製の5ns物が使われていました。
現在は、Dual PentiumIIマシンのCPU0として活躍中です。
99年3月に、TWOTOPにて16800円で購入しました。


SL2WY-Y9030540-0085-IRELAND (99年3週)

先のSL2TVに続いて、リテール品の違う週の物を見つけたため購入しました。 2.0Vでは500MHzがやや不安定。(Superπ104はOK 1677万はNG) 2.2Vなら515MHzまで安定しています。560MHzはBIOSすら起動しません。 L2キャシュを切っても症状はおなじでした。 L2キャッシュはSEC製の4.4ns物が使われていました。
現在は、DualマシンのCPU0として活躍中です。
99年3月に、ツクモ電気にて18800円で購入しました。


SL2WY-Y9030514-0456-IRELAND (99年3週)

3個目の6.5.2コア333MHzです。そろそろ秋葉でも品薄になってきたので、とりあえず購入しました。 515MHzまでは2.0Vで安定ですが、560MHzはBIOS起動がやっと。ときどきBIOSでも落ちます。 L2キャッシュOFFでも症状は変わらないです。L2キャッシュは、SECの4.4ns物が使われていました。
現在は、Dual PentiumIIマシンのCPU1として活躍中です。
99年4月に、フリップフラップにて18800円で購入しました。


PentiumIIの割り方(99/5/9)



写真1 左下のピンが頑固です

写真2 ここまでは簡単

写真3 割箸を挟んだところ

写真4 基板の様子。割箸が当たらない様に気をつけて

写真5 基板を固定している金属板を外します
PentiumIIはゲーム機のROMカートリッジのような外見で、 アルミ製の土台とプラスチック製のカバーの間にCPUの基板がはさまっている構造になっています。 このプラスチック製のカバーは、アルミ製の土台から出ている4本のピンで固定されており、 工具無しで外す事ができます。
ただ、4本のピンのうち、intelのロゴの部分のピンが非常に頑固で、 簡単には外れてくれません。(写真1の左下の部分です)

力任せに無理に開けようとしたり、ドライバーなどでこじ開けようとすると、 カバーを割ってしまったり基板にキズをつけてしまったりと、ろくな事はありません。 ここは根気良く時間をかけて開けて行くのがベストです。

まず、比較的簡単な右の二つのピンを外します。(写真2) これは、ゆっくりと力をかけながらケースを引っ張っていけば外れます。 ただし、工具等は絶対に使わない方が良いです。 ケースに傷がつきますし、 手が滑べって基板を損傷させたらとりかえしのつかない事になります。
このとき、ヒートシンクをつけた状態の方が引っ張るのが楽です。 ヒートシンクの構造にもよりますが、大抵の物は装着したままでカートリッジを分解できます。

2つのピンが外れたら、もう一つの緩いピン(写真1の左上)はわりと簡単に抜く事ができると思います。

さて、これからが正念場です。intelのロゴの部分のピンは簡単には外れません。 私は割箸をコネクタ側から挟み込んで、テコの原理でじわじわと緩めて行きました。
このとき、割箸が基板に実装されている部品に当たらない様に充分注意してください。

写真4は割箸を挟む所の基板の拡大写真です。良く見るとわかりますが、 チップ抵抗が幾つかならんでいます。 割箸がこれらのチップ抵抗に当たらない程度に浅く割箸を挟み込みます。
割箸を挟んだら、ケースの右の部分をすこし下に戻して、 テコの原理で左の硬い部分を押し上げます。 そして、手でもケースをじわじわと引っ張り上げていきます。
すこしピンが緩んできたら、割箸をよりピンに近づけます。こうすると、 より強力に引っ張り上げることができます。

このとき、ドライヤーでケースのピンの部分をあたためると、若干緩くなります。 (気休めかも知れませんが、やらないよりはマシでしょう)

この作業を慎重に時間をかけて繰り返していると、だいたい10分ぐらいでピンが外れます。
外れた瞬間に勢い余って投げてしまわない様に気をつけてください。 この作業が終った後は、しばらくの間は指がとてもいたいです。

見事、ケースが外れたら、右の写真のようになっています。
写真を良く見るとわかりますが、基板はさらに4本のピンで固定されていて、 バネのような働きをする金属版で固定されています。
これを外さないと L2 キャッシュを拝む事ができません。

この金属版を外すには、精密ドライバーを使います。ドライバーの先を写真5のように ピンに引っかけてるツメの部分に差し込んで、ツメを曲げます。 曲げすぎると折れてしまうので、力をうまく加減してください。 また、このとき手が滑べるとドライバーで基板を傷つけてしまうので注意してください。

うまく2個の金属版が外れたら、あとはCPUとアルミ版がシリコングリスで付いているだけですから、 引っ張れば外れます。これでPentiumIIの分解は完了です。おつかれ様でした。

最後に念のため書いておきますが、 もし誤ってケースを割ってしまったり基板を壊してしまったりしても、 不器用な貴方が悪いのであって、決してこの記事を書いた私を怨まない様に お願いします。では、御健闘をお祈りしています。


分解が完了したPentiumIIのCPU側