PentiumII Over560MHzマシンの製作
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h.godai

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6.マザーボードへの固定

CPUとヒートシンクがしっかり固定できたところで、 次はマザーボードに固定する方法を考えなければなりません。 ここでも、工作が必要になります。

Slot-1はご存知のとおり、PentiumIIのカートリッジを固定するようにできていますから、 今回の様にCPU基板むき出しの状態では、CPU基板をコネクタに刺してもグラグラと不安定です。 ましてや、ケースを立てて使うのは何らかの形でCPU基板を固定しなければ、 恐ろしくて電源すら入れられません。

そこで登場するのが、割箸と竹串、そして加工する道具としてナイフかカッターです。 割箸は竹製の物があればベストです。私は妻に頭を下げて、竹箸を数本拝借しました。

まず、カートリッジのレールの部分に割箸を適当な厚さに削って、 基板を挟むような形ではめ込みます。片側に2本、計4本作ります。 しっかりと挟む厚さに調整すれば、とくに固定はしなくても大丈夫です。 これで、CPU基板がグラグラと動くことは防げます。

竹串でCPU基板を固定 次に、右の写真の様に、竹串をカートリッジの先端の穴の部分に通して、 CPU基板が抜けないように固定します。最初は竹串を使いましたが、 後に竹箸を削ってちょうど良い長さの固定棒を作りました。 竹串より強度があるので安心です。

写真ではわかりやすくするためにヒートシンクを外してありますが、 上部の2つの穴にはネジが通っていますから、竹串をそこに引っかければしっかりと固定されます。

しかし、CPU基板をしっかり固定しても、 巨大なアルファのヒートシンクの重量を受け止めるには少々不安です。 そこで、ヒートシンクも簡単にマザーボードに固定することにしました。

固定用の輪を作っておく Slot-1の基板には、昔のリテールファンを固定するための穴がスロットの側に2つ開いています。 そこに、インシュロックをつかって輪を作り、裏側から穴に通しました。 これは何でも良いのですが、とにかく紐等を縛ったり引っかけたりしやすくしておきます。

私は、この二つの輪の間をゴム紐で結びました。これも妻から拝借したパンツのゴム紐 です。そして、基板とヒートシンクの間にスペーサーを挟みます。これも何でも良いのですが、 万が一転げ落ちてもショートしない物質にしたほうが良いでしょう。私はヤクルトの殻 を切って作りました。


これで、ゴム紐でしっかりとヒートシンクは基板に固定されます。 ヤクルトの殻が少々不安ですが、充分な強度を持っているようです。

以上でCPU基板の固定は万全です。うその様に簡単です。割箸や竹串は工作の基本ですね。


7.クーリングファン

ペルチェシステムは膨大な熱を発します。 廃熱方法としてもっとも有効なのは水冷等の二次冷却システムを構築することですが、 今回はファンだけでなんとか頑張ってみました。

クーリングは、ケース選びから始まります。 背面に大型のファンが取り付けられるタイプの物でないと、冷却はかなり厳しくなります。 私は、背面に8cmのファンが装着可能で、5インチベイが4つあるものを選びました。

前面には、たいてい8cmのファンが装着可能になっています。 いまでは見かける事もなくなった、フルサイズのISAやPCIのスロットを固定するための プラスチックのアダプタに、ファンを内蔵できるようになっている筈です。

まず、そこにファンを一つ。そして、背面にはオーバーサイズの9cmファンを無理矢理付けました。 8cmと9cmでは、風量に大きな差があります。もちろん、ファンは高価な山洋製を使っています。 これも、比べて見ると一目?瞭然で、安い台湾製のファンとは比べ物にならないほど風量があります。

そして今回もっとも活躍したのは、5インチベイに装着する9cmファンが2つ付いた、 JustCooler製のTT-900 TwinTurboという強力な排気ファンです。

TT-900のパッケージには、"Over 30℃ drop from your system" とありますが、30℃は大袈裟にしてもかなり温度を下げる事は可能です。 以前は、3.5インチサイズの8cmファンが1つ付いたものを使っていましたが、 それよりもケース内の温度は5度以上下がりました。

                                                               
右の図は、ケースを横から見た時の、風の流れのイメージ図です。

CPUのヒートシンクには、できるだけ冷たい風があたるように、 背面のファンは吸気になっています。 全面のファンは、おもにPCIや他の発熱体を冷却するためです。

ヒートシンクのファンから排出された熱気は、TT-900により強力に排出されています。 ケース全面の排出口には、かなり暖かい熱風が吹き出しています。

現在、室温が25℃で、ケース内上部の温度は31℃になっています。


8.最後に

現在、 I/O電圧レギュレータでI/O電圧は3.6Vに、コア電圧は2.3Vで、 ペルチェコントローラによってCPUコアの温度を22度に設定して、 FSB 112MHz x 5 = 560MHzで 1ヵ月以上安定して動作しております。

もう少しマージンがありそうなので、 次回は手元にあるTurbo-PLLを装着して600MHzぐらいまでの動作テストを試みる予定です。


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