PentiumII Over560MHzマシンの製作
since 1999/6/18 by
h.godai

前ページ

PAGE 2

次ページ


3.CPUの結露対策

ペルコンを使うので結露対策はあまり必要ないのですが、実験段階で氷点下まで冷却する事を考えて、 簡単に結露対策を施すことにしました。

シリコン充填材(普及品) 結露対策は、低温部分を空気から遮断することと、 結露しても基板上でショートしない様に基板をコーティングする作業になります。

前者は発泡ウレタン材などを加工して、冷却部をスッポリおおうようにし、 空気の遮断と断熱の効果があります。 後者は、ハヤコートなどのコーティング材を使う方法が主流ですが、 私はシリコン樹脂の接着材を使用しました。 これは、ホームセンター等でお風呂等の水洩れ防止用に売っているものです。 工業用の高級品もあるようですが、私はお風呂用で充分だとおもい、720円で購入しました。 マスキングテープまで同包されている親切品です。

アルコール系の溶材が使われているかもしれないので、 念のため硬化するまえに抵抗値を測定してみましたが、 数百MΩ以上と問題になるレベルではありませんでした。

CPUの下の隙間をシリコン充填材で密封 まず、CPUの下の隙間を埋めてみました。コネクター等の接触部分には、 マスキングテープを貼っておきます。 まちがってもセロテープやガムテープを使ってはいけません。 粘着材がへばりついて、大変な事になります。

接着材にはヘラが付いていますが、指で塗った方が綺麗に塗れるようです。 とりあえずの結露対策ならこれで充分でしょう。 しかし、やりだしたらとまらない 私は、コーティングも兼ねてシリコン充填材をCPU基板に塗りまくりました。 ハヤコートも一度塗ったら簡単には落せないので、 どうせ落せないならシリコンの方が良いかと思い、 裏表ともCPUを中心に完全にシリコンで密閉状態にしました。

哀れシリコンで化粧されたCPU基板 右の写真がシリコンを塗ったCPU基板です。CPUのダイ周辺の端子部分も濡れると導通しますので、 丹念にシリコンでコーティングします。

ちなみに、コアの部分は熱伝導用シリコングリスです。 まちがっても、シリコン充填材をコアに塗ったりしないようお願いします。


4.ピラミットバッファとペルチェの装着

CPUとピラミッドバッファとペルチェ KENDON 製のピラミッドバッファは、 右の写真の様にCPUのダイとペルチェをスマートに熱結合するバッファ板です。 ピラミッドの上の部分がちょうどPentiumIIのダイのサイズになっており、 写真のようにピッタリとはまります。

CPUとバッファ間、バッファとペルチェの間は、シリコングリスを塗っておきます。 シリコングリスは薄く均一に塗るのがコツです。

均一に塗るには、シリコングリスを中央部に小量つけて、 押え付けながらグルグル回してグリスを伸ばしていくとやりやすいです。 薄く均一に塗れると、少々引っ張っても容易には外れなくなります。

ヒートシンクとペルチェとピラミッドバッファ 次に、ペルチェとヒートシンもシリコングリスで熱結合します。 先程と同じ要領で、ピッタリと貼り付くまでグルグル回しながら塗っていきます。

ピラミッドバッファの傾斜している面が空気に触れると結露するので、 ここは発泡ウレタン材などで密閉します。私は、おかめ納豆の蓋を使いました。 ハサミで適当な大きさに切り、シリコン充填材を使って接着しました。

5.ヒートシンクへの固定

さて、問題の各パーツの固定です。ここからは工作の世界です。 CPU基板には、純正のアルミバッファ版に固定していたピンの穴がCPUの周りに4個空いています。 これを利用して、CPU基板とヒートシンクをネジで固定し、 ピラミッドバッファとペルチェを挟んで締めつけるようにしました。

まず、ヒートシンクに固定用のネジ穴を作ります。 位置をマークしたら、ドリルで穴を空けてタップでネジを切ります。 3mmのネジを使用したので、2.6mmの穴をドリルで空けて、3mm用のタップを使いネジ山を作りました。 ダイスとタップのセットはホームセンターで1500円程度で売っています。 アルミにタップを切るには安物で充分です。電気ドリルは2〜4千円程度だと思います。 お持ちでない方は、中学の技術の時間を思い出しながら工作に挑戦してみてください。

アルミ板を使って基板をヒートシンクにしっかりと固定する CPU基板を裏からネジで固定する場合、 そのままネジを締めると基板に無理な力がかかって湾曲してしまいます。 そこで、固定用のプレートを作ることにしました。 これは、2mmのアルミ板を金ノコで切って、 ドリルで穴を開けて作ります。右の写真の銀色に光っている板がそれです。 これでしっかりと基板を固定できるようになりました。

写真中央にある黒い物は、温度センサーです。


前ページ

TOPページに戻る

次ページ